複数ドメインの管理−続き

HTTPアクセスについては昨日やったので、今日はメールアクセスをやります。info@5-55.jpとinfo@min10.comを同じサーバで管理するということです。

DNSレコードの設定

昨日書いたように、メールは、MXEという簡易指定で行います。

DNS設定の確認

メールは HTTPと違って nslookupでは確認できないので、とりあえずこのままダメ元で、info@min10.comへメールを送ってみます。DNS設定がうまくいってれば、Postfixのログにエラーが書かれているはずです。

$ e /var/log/mail.log
postfix/smtpd: connect from exc-mta-pri01.bbexcite.jp[211.132.194.21]
postfix/smtpd: NOQUEUE: reject: RCPT from exc-mta-pri01.bbexcite.jp[211.132.194.21]:
 554 5.7.1 : Relay access denied;
 from= to= 
 proto=SMTP helo=
postfix/smtpd: disconnect from exc-mta-pri01.bbexcite.jp[211.132.194.21]

ログにエラーが書かれて、プロバイダからリジェクトされた旨のメールが返ってきました。一応、いまの設定で Postfixまでは行っているようです。

Postfixの設定

Postfixの設定は簡単です。mydestinationに Postfixが処理すべきドメインを書いてやるだけです。設定が終わったらリスタートを忘れずに。

$ e /etc/postfix/main.cf
mydestination = $myhostname, min10.com, localhost.$myorigin, localhost, $myorigin
$ s /etc/init.d/postfix restart

まとめ

自前DNSのことを考えない(外部からのアクセスだけ)とすると、すばらしく簡単に複数ドメインを1つのサーバで管理できますね。

  1. ドメインプロバイダの代行DNSサーバに、AレコードとMXEレコードを設定。自サーバへ誘導
  2. Apacheのバーチャルホスト設定を追加
  3. Postfixドメインを追加

実質これだけです。もちろん、自サーバがちゃんとWEBもメールも運用できているという前提ですが。