WordPress MUのインストール(3)
さて、基本的な『WordPress MU』のインストールは終わったわけですが、これだとマルチユーザではあるもののマルチドメインになっているわけではありません。次はマルチドメインに挑戦です。
※ 結論を先に書いておきますが、プラグインを入れる方法ではどうしてもうまくいかず(たぶん Apacheのバーチャルドメイン絡みか、プラグインの設定の問題だと思いますが)、結局 DNSの URL Frame転送と Apache Redirectを使用して、ドメインをリダイレクトさせる方法に逃げてしまいました。
Multi-Site Managerプラグイン
『WordPress MU』をマルチドメイン対応にするためのプラグインがあるということで、Maintain All Your WordPress Websites From A Central Location - WPMU DEVから『Multi-Site Manager』プラグインをダウンロードしてきました。
『Description』のすぐ横の『Download』を選択すると『Download premium plugins, themes and get support at WPMU DEV Premium』という記載があって、有料でのダウンロードしかできないのかと思ってしまいますが、画面赤丸の『Download』をクリックすると、『2140849181_njsl-sites-007』というファイルがダウンロードできます。
できなかったことを延々と書いてもなんなんで端折りますが、このダウンロードしたファイルをサーバ上のフォルダ(『/home/www/WPMU/wp-content/plugins/Multi_Site_Manager』)に適当な名前(『multi_site_manager.php』)を付けておいておきます。
そして、プラグインの有効化をすると、管理メニューに『Sites』というメニューが追加されるので、ここでドメインの管理をやるようです。一応参考のため、画面だけ貼っておきます。
やってることはたぶんこんな感じ(↓)でしょうか。
- Apacheで example.comや test.jpなど管理するドメインをすべて /home/www/WPMU へ送る。
ServerName example.com
ServerAlias example.com *.example.com
DocumentRoot /home/www/WPMU/ - /home/www/WPMU/index.phpで HTTPヘッダをみて『Assign Blogs』で紐付けられたブログを起動する。
このくらいうまくいきそうなもんですが、ちょっと時間がないので、とりあえずわかりやすい次のような方法にしました。
DNSのURL Frame転送
FC2ドメインの場合、DNSを代行してくれるので、こんな感じ(↓)で登録しておきます。
そうするとフレーム転送してくれます。(この例だと、http://akiyakko.net ⇒ http://akiyakko.5-55.jp)
フレーム転送なので、ブラウザのアドレスバーには『http://akiyakko.net』がそのまま表示されていい感じです。
ApacheのRedirect設定
FC2ドメインのDNSからこないことを考えて、Apacheにも転送設定を入れておきます。
ServerName akiyakko.net Redirect permanent / http://akiyakko.5-55.jp/
こちらは『301 Moved Permanently』で転送されるので、ブラウザのアドレスバーには『http://akiyakko.5-55.jp』が表示されてしまいますが、これは仕方ないです。
・・・続く