GNU nanoの使い方

ごくごく簡単な本当に最小限の nanoの使い方です。

キー操作

 ・Ctrl+O ファイルSAVE
 ・Ctrl+X 終了
 ・Ctrl+^ マーク(選択開始)
 ・Ctrl+K カット(選択終了)。Ctrl+^で選択してCtrl+Kでカット。コピーはわからず。
 ・Ctrl+U ペースト
 ・Ctrl+W 検索。次を検索はわからず。
 ・Ctrl+D DEL(カーソルの文字を削除)。DELキーはBSキーになる。

エラーの回避法

sudoをつけず、普通にnanoとやるとこんなエラーが出るようになった。状況から考えると、『sudo nano』でファイルを開いて、一番最初にCtrl+Wで検索をやった時点で所有者rootで検索履歴ファイル(.nano_history)ができてしまい、立ち上がり時にこれを読み込もうとしてパーミッションがないって言ってるようだ。

$ nano
Error reading /home/xxx/.nano_history: Permission denied
Press Enter to continue starting nano.

対処の仕方は2通り。

$ cd ~
$ sudo chown xxx:xxx .nano_history
$ sudo chmod 777 .nano_history

『.nano_history』は隠しファイル属性になっている。これを自分所有、自分グループにしてしまえばエラーは出ない。chmodはたぶんやらなくてもいいけど念のため。
あとは検索の履歴なんてどうやって使っていいかもわからないから、元々書き込まない、読み込まないようにしてしまう方法。

$ sudo nano /etc/nanorc
#set historylog

『historylog』をコメントにしてしまう。どちらでもいい。

nanoの設定

『/etc/nanorc』を『${HOME}/.nanorc』というファイル名で保存して設定をいじるのが正しいやり方らしいが、わからず、直接『/etc/nanorc』をいじってしまった。とりあえずこれでいく。

$ sudo nano /etc/nanorc
set nohelp    ## 有効にすると、下部のヘルプを消す
set nowrap    ## 長い行の編集時に勝手に改行を入れてしまうのを防ぐ
set quickblank  ## ステータスバーの表示をすぐに消えるようにする
set smooth    ## スムーズスクロール
set suspend    ## Ctrl+Zで一時停止しシェルに戻れるようにする(戻るのはfg)
set tabsize 4   ## Tabの長さ
set tabstospaces ## Tabをスペースにする
## Nanorc files
include "/usr/share/nano/nanorc.nanorc"
## HTML
include "/usr/share/nano/html.nanorc"
## Ruby
include "/usr/share/nano/ruby.nanorc"

参考

nanoの設定はこちら(→2007-06-09)を参考にさせていただいた。感謝です。